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(山の)倒れ/フランク角誤差



ネジ用語において、”(1)ねじ基本”の分類の中で、”(d)はめあい”に分類されている用語のうち、『(山の)倒れ』、『フランク角誤差』のJIS規格における定義その他について。

一般に用いるネジ(ねじ)の”ネジ基本”及び”ネジ部品(座金・ピン・リベットを含む)”に関する主な用語として、ねじ用語(JIS B 0101)において、”(1)ねじ基本”の分類の中で、”(d)はめあい”に分類されているネジ用語には、以下の、『(山の)倒れ』、『フランク角誤差』などの用語が定義されています。

ねじ用語(JIS B 0101)
⇒【(1)ねじ基本 > (d)はめあい 】


分類: ねじ用語 > (1)ねじ基本 > (d)はめあい

番号: 1409

用語: (山の)倒れ

定義:
ネジの軸線を含んだ断面におけるネジ山の両フランクの中心線が軸線(テーパねじ
(※1)でネジ山がテーパ面に直角に規定されたものではテーパ面)に直負な直線となす角。

対応英語(参考):


分類: ねじ用語 > (1)ねじ基本 > (d)はめあい

番号: 1410

用語: フランク角誤差

定義:
実際にフランク角
(※2)と規定上のフランク角との差。
備考:
実際のフランク角が、規定より大きい場合は正、小さい場合は負とする。

対応英語(参考):
flank angle error


(※1)
テーパねじとは、ネジ山が円すいの外面又は内面いあるネジのことです。

(※2)
フランク角とは、ねじの軸線を含んだ断面形において測った個々のフランクが、軸線に直角な直線となす角で、以下の図のα1で示されるものです。
付図1202b おねじ山の要素