ねじの種類,寸法,ボルト,ナット,タップ,インチ,管用,台形ネジ,加工等

 

谷底/フランク角/ねじ山の角度



ネジ用語において、”(1)ねじ基本”の分類の中で、”(b)基礎”に分類されている用語のうち、『谷底』、『フランク角』、『ねじ山の角度』のJIS規格における定義その他について。

一般に用いるネジ(ねじ)の”ネジ基本”及び”ネジ部品(座金・ピン・リベットを含む)”に関する主な用語として、ねじ用語(JIS B 0101)において、”(1)ねじ基本”の分類の中で、”(b)基礎”に分類されているネジ用語には、以下の、『谷底』、『フランク角』、『ねじ山の角度』などの用語が定義されています。

ねじ用語(JIS B 0101)
⇒【(1)ねじ基本 > (b)基礎 】


分類: ねじ用語 > (1)ねじ基本 > (b)基礎

番号: 1225

用語: 谷底(※1)

定義:
ネジ溝の両側のフランクを連絡する面(付図1202b)。

対応英語(参考):
root


分類: ねじ用語 > (1)ねじ基本 > (b)基礎

番号: 1226

用語: フランク角(※1)

定義:
ネジの軸線を含んだ断面形において測った個々のフランクが、軸線に直角な直線となす角(付図1202bのα1)。
備考1.
基準山形が対称断面形であるネジ山の場合には、フランク角を”ねじ山の半角”ということもある。
備考2.
フランク角の量記号は、α1とする。

対応英語(参考):
flank angle


分類: ねじ用語 > (1)ねじ基本 > (b)基礎

番号: 1227

用語: ねじ山の角度(※1)

定義:
ネジの軸線を含んだ断面形において測った隣り合う二つのフランクがなす角度(付図1202bのα)。
備考1.
”ネジ山の全角”ということもある。
備考2.
ネジ山の角度の量記号は、αとする。

対応英語(参考):
thread angle


(※1)
谷底、フランク角及びねじ山の角度の関係は以下の図を参照ください。
付図1202b おねじ山の要素