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(25.4mmにつき)山数/リード角/ねじの軸線



ネジ用語において、”(1)ねじ基本”の分類の中で、”(b)基礎”に分類されている用語のうち、『(25.4mmにつき)山数』、『リード角』、『ねじの軸線』のJIS規格における定義その他について。

一般に用いるネジ(ねじ)の”ネジ基本”及び”ネジ部品(座金・ピン・リベットを含む)”に関する主な用語として、ねじ用語(JIS B 0101)において、”(1)ねじ基本”の分類の中で、”(b)基礎”に分類されているネジ用語には、以下の、『(25.4mmにつき)山数』、『リード角』、『ねじの軸線』などの用語が定義されています。

ねじ用語(JIS B 0101)
⇒【(1)ねじ基本 > (b)基礎 】


分類: ねじ用語 > (1)ねじ基本 > (b)基礎

番号: 1207

用語: (25.4mmにつき)山数

定義:
25.4mmをピッチで割った値。

対応英語(参考):
threads per inch


分類: ねじ用語 > (1)ねじ基本 > (b)基礎

番号: 1208

用語: リード角

定義:
平行ねじの場合は、ネジ山のつる巻き線と、その上の1点を通るネジの軸に直角な平面とがなす角度をいう。
テーパねじの場合は、ネジ山の円すいつる巻き線と、その上の1点を通るネジの軸に直角な平面とがなす角度を、その点を通るネジの半径線に直角な平面に投影した角度をいう。
特に指定のない場合は、有効径を定義するために用いた仮想的な円筒又は円すい上のつる巻き線についてのリード角を指す(付図1201a のβ及び 付図1201b のβ)。
備考:
リード角の量記号は、βとする。
なお、リード(テーパねじの場合は、軸方向に測ったリード)をl、その点におけるねじの半径をrとすれば、リード角βは tanβ=l/(2r) によって計算することができる。
付図1201a 平行ねじ
付図1201a 平行ねじ
付図1201b テーパねじ
付図1201b テーパねじ

対応英語(参考):
lead angle


分類: ねじ用語 > (1)ねじ基本 > (b)基礎

番号: 1209

用語: ねじの軸線

定義:
有効径
(※1)を定義するために用いた仮想的な円筒又は円すいの軸線(付図1201a 及び 付図1201b)。

対応英語(参考):
axis of screw thread


(※1)
有効径とは、ねじ溝の幅がねじ山の幅に等しくなるような仮想的な円筒(又は円すい)の直径です(下図のd2、D2)。
付図1206
付図1206