ねじの種類,寸法,ボルト,ナット,タップ,インチ,管用,台形ネジ,加工等

 

ターンバックル/テーパねじプラグ/平行ねじプラグ



ネジ用語において、”(2)ねじ部品”の分類の中で、”(i)リベット及びその他のネジ部品”に分類されている用語のうち、『ターンバックル』、『テーパねじプラグ』、『平行ねじプラグ』のJIS規格における定義その他について。

一般に用いるネジ(ねじ)の”ネジ基本”及び”ネジ部品(座金・ピン・リベットを含む)”に関する主な用語として、ねじ用語(JIS B 0101)において、”(2)ねじ部品”の分類の中で、”(i)リベット及びその他のネジ部品”に分類されているネジ用語には、以下の、『ターンバックル』、『テーパねじプラグ』、『平行ねじプラグ』などの用語が定義されています。

ねじ用語(JIS B 0101)
⇒【(2)ねじ部品 > (i)リベット及びその他のネジ部品 】


分類: ねじ用語 > (2)ねじ部品 > (i)リベット及びその他のネジ部品

番号: 2909

用語: ターンバックル(※1)

定義:
一端に右ネジ、他端に左ネジが切ってあるナット(付図2909)。
付図2909 ターンバックル
付図2909 ターンバックル

対応英語(参考):
turnbuckle


分類: ねじ用語 > (2)ねじ部品 > (i)リベット及びその他のネジ部品

番号: 2910

用語: テーパねじプラグ

定義:
管用テーパねじ
(※2)をもつプラグ(付図2910)。
このプラグには、六角頭付き、四角頭付き、六角穴付き、四角穴付きなどのものがある。
付図2910 テーパねじプラグ
付図2910 テーパねじプラグ

対応英語(参考):
pipe plug


分類: ねじ用語 > (2)ねじ部品 > (i)リベット及びその他のネジ部品

番号: 2911

用語: 平行ねじプラグ

定義:
平行ねじ
(※3)をもつプラグ(付図2911)。
このプラグには、六角頭付き、四角頭付きなどのものがある。
付図2911 平行ねじプラグ
付図2911 平行ねじプラグ

対応英語(参考):
screw plug


(※1)
ターンバックルに関連するJIS規格には、以下などがあります。

JIS A 5540
建築用ターンバックル

JIS A 5541
建築用ターンバックル胴

JIS A 5542
建築用ターンバックルボルト

JIS F 7020
船用アイボルト付ターンバックル

(※2)
管用テーパねじとは、ネジ部の耐密性を主目的とする管用ネジのことです。
管用テーパねじ(JIS B 0203)では、管、管用部品、流体機器などの接合において、ねじ部の耐密性を主目的とする管用テーパねじについて規定されています。
管用テーパねじの種類は、管用テーパおねじ、管用テーパめねじ及び管用平行めねじがあります。
なお、ここでいう管用平行めねじは、管用テーパおねじに対して使用するもので、JIS B 0200(管用平行ねじ)に規定する管用平行めねじとは寸法許容差が異なります。
管用テーパねじの表し方は、テーパおねじを記号”R”、テーパめねじを記号”Rc”、平行めねじを記号”Rp”を用いて表します。
左ねじの場合は、それらの後に LH の記号を付けます。
例1.テーパおねじの場合 ⇒ R11/2
例2.テーパめねじの場合 ⇒ Rc11/2
例3.平行めねじの場合 ⇒ Rp11/2
例4.左ねじの場合 ⇒ R11/2LH
なお、ネジの呼び PT31/2 及び PT7〜PT12 の管用テーパねじ、並びにPS31/2 及び PS7〜PS12 の管用平行めねじは附属書に規定されています。

(※3)
平行ねじとは、ネジ山をもった円筒の外面又は内面にあるネジのことです。