リベット/冷間成形リベット/熱間成形リベット
ネジ用語において、”(2)ねじ部品”の分類の中で、”(i)リベット及びその他のネジ部品”に分類されている用語のうち、『リベット』、『冷間成形リベット』、『熱間成形リベット』のJIS規格における定義その他について。
一般に用いるネジ(ねじ)の”ネジ基本”及び”ネジ部品(座金・ピン・リベットを含む)”に関する主な用語として、ねじ用語(JIS B 0101)において、”(2)ねじ部品”の分類の中で、”(i)リベット及びその他のネジ部品”に分類されているネジ用語には、以下の、『リベット』、『冷間成形リベット』、『熱間成形リベット』などの用語が定義されています。
ねじ用語(JIS B 0101)
⇒【(2)ねじ部品 > (i)リベット及びその他のネジ部品 】
分類: ねじ用語 > (2)ねじ部品 > (i)リベット及びその他のネジ部品
番号: 2901
用語: リベット
定義:
軸部がネジのない頭付きの部品。
締結物の穴に軸部を差し込み、軸端をかしめて継手とする。
対応英語(参考):
rivet
分類: ねじ用語 > (2)ねじ部品 > (i)リベット及びその他のネジ部品
番号: 2902
用語: 冷間成形リベット(※1)
定義:
冷間圧造によって頭部を成形したリベット(JIS B 1213 参照)。
対応英語(参考):
cold headed rivet
分類: ねじ用語 > (2)ねじ部品 > (i)リベット及びその他のネジ部品
番号: 2903
用語: 熱間成形リベット(※2)
定義:
熱間圧造によって頭部を成形したリベット(JIS B 1214 参照)。
対応英語(参考):
hot headed rivet
(※1)
冷間成形リベットについては、以下のJIS規格があります。
JIS B 1213
冷間成形リベット
この規格では、一般に用いる冷間で成形した鋼製のリベット、黄銅製のリベット、銅製のリベット及びアルミニウム製のリベットについて規定されています。
ここで言う冷間成形とは、冷間で塑性加工によって頭部を成形することをいい、冷間でかしめ成形することを意味するものではありません。
冷間成形リベットの種類には、頭部の形状によって、丸リベット、小形丸リベット、皿リベット、薄平リベット及びなべリベットの5種類があります。
(※2)
熱間成形リベットについては、以下のJIS規格があります。
JIS B 1214
熱間成形リベット
この規格では、熱間で成形した一般用、ボイラ用及び船用の鋼製リベットについて規定されています。
ここで言う熱間成形とは、素材の変態点以上の温度で、塑性加工によって頭部を成形することをいい、熱間でかしめ成形することを意味するものではありません。
熱間成形リベットの種類には、頭部の形状及びボイラ用、船用の別によって、以下の7種類があります。
・丸リベット
・皿リベット
・平リベット
・丸皿リベット
・ボイラ用丸リベット
・ボイラ用丸皿リベット
・船用丸皿べリベット
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