Tボルト/T溝ボルト/アイボルト
ネジ用語において、”(2)ねじ部品”の分類の中で、”(e)ボルト”に分類されている用語のうち、『Tボルト』、『T溝ボルト』、『アイボルト』のJIS規格における定義その他について。
一般に用いるネジ(ねじ)の”ネジ基本”及び”ネジ部品(座金・ピン・リベットを含む)”に関する主な用語として、ねじ用語(JIS B 0101)において、”(2)ねじ部品”の分類の中で、”(e)ボルト”に分類されているネジ用語には、以下の、『Tボルト』、『T溝ボルト』、『アイボルト』などの用語が定義されています。
ねじ用語(JIS B 0101)
⇒【(2)ねじ部品 > (e)ボルト 】
分類: ねじ用語 > (2)ねじ部品 > (e)ボルト
番号: 2510
用語: Tボルト
定義:
T頭(2227)をもつボルト(付図2510)。
付図2510 Tボルト
対応英語(参考):
T-head bolt,
hammer head bolt
分類: ねじ用語 > (2)ねじ部品 > (e)ボルト
番号: 2511
用語: T溝ボルト
定義:
T溝にはめ合わせて使用するボルト(JIS B 1166(※1) 参照)。
対応英語(参考):
T-slot bolt
分類: ねじ用語 > (2)ねじ部品 > (e)ボルト
番号: 2512
用語: アイボルト
定義:
丸い穴があるリング状の頭をしたボルト。
頭の付け根に座を付けたもの(JIS B 1168(※2) 参照)は、主としてつり上げ用として用いられ、この種のものを”つりボルト”(lifting eyebolt)ということがある(付図2512)。
付図2512 アイボルト
対応英語(参考):
eye bolt,
eyebolt
(※1)
JIS B 1166 は、以下のJIS規格になります。
JIS B 1166
T溝ボルト
この規格では、JISB0952(工作機械のテーブル−T溝及びそのボルト)にはめ合わせて用いる鋼製のT溝ボルトについて規定されています。
(※2)
JIS B 1168 は、以下のJIS規格になります。
JIS B 1168
アイボルト
この規格では、機械器具類のつり上げなど一般の荷役に用いるアイボルトについて規定されています。