刻み付きナット/プレートナット
ネジ用語において、”(2)ねじ部品”の分類の中で、”(f)ナット”に分類されている用語のうち、『刻み付きナット』、『プレートナット』のJIS規格における定義その他について。
一般に用いるネジ(ねじ)の”ネジ基本”及び”ネジ部品(座金・ピン・リベットを含む)”に関する主な用語として、ねじ用語(JIS B 0101)において、”(2)ねじ部品”の分類の中で、”(f)ナット”に分類されているネジ用語には、以下の、『刻み付きナット』、『プレートナット』などの用語が定義されています。
ねじ用語(JIS B 0101)
⇒【(2)ねじ部品 > (f)ナット 】
分類: ねじ用語 > (2)ねじ部品 > (f)ナット
番号: 2622
用語: 刻み付きナット
定義:
外周にローレット目(※1)を付けた丸形のナット(付図2622)。
付図2622 刻み付きナット
対応英語(参考):
knurled nut
分類: ねじ用語 > (2)ねじ部品 > (f)ナット
番号: 2623
用語: プレートナット
定義:
板にリベット(※2)止めして用いるナット(付図2623)。
付図2623 プレートナット
対応英語(参考):
plate nut
(※1)
ローレット目については、以下のJIS規格があります。
JIS B 0951
ローレット目
この規格では、一般に用いるローレット目について規定されています。
ローレット目の種類には、平目とアヤ目の2種類が規定されています。
ローレット目(平目)
ローレット目(アヤ目)
(※2)
リベットとは、軸部がネジのない頭付きの部品のことで、締結物の穴に軸部を差し込み、軸端をかしめて継手として用います。