アイレットボルト／ちょうボルト／フックボルト
ネジ用語において、”（2）ねじ部品”の分類の中で、”（e）ボルト”に分類されている用語のうち、『アイレットボルト』、『ちょうボルト』、『フックボルト』のJIS規格における定義その他について。
一般に用いるネジ（ねじ）の”ネジ基本”及び”ネジ部品（座金・ピン・リベットを含む）”に関する主な用語として、ねじ用語（JIS B 0101）において、”（2）ねじ部品”の分類の中で、”（e）ボルト”に分類されているネジ用語には、以下の、『アイレットボルト』、『ちょうボルト』、『フックボルト』などの用語が定義されています。
ねじ用語（JIS B 0101）
⇒【（2）ねじ部品 > （e）ボルト 】
分類： ねじ用語 > （2）ねじ部品 > （e）ボルト
番号： 2513
用語： アイレットボルト
定義：
ネジの外径にほぼ等しい材料をリング状に曲げて頭部としたボルト（付図2513）。
付図2513 アイレットボルト
対応英語（参考）：
eyelet bolt
分類： ねじ用語 > （2）ねじ部品 > （e）ボルト
番号： 2514
用語： ちょうボルト
定義：
頭部がちょう形をしたボルト（JIS B 1184（※1） 参照及び 付図2514）。
付図2514 ちょうボルト
対応英語（参考）：
wing bolt
分類： ねじ用語 > （2）ねじ部品 > （e）ボルト
番号： 2515
用語： フックボルト
定義：
頭部がかぎ形をしたボルト（付図2515）。
付図2515 フックボルト
対応英語（参考）：
hook bolt
（※1）
JIS B 1184 は、以下のJIS規格になります。
JISB1184
ちょうボルト
この規格では、一般に用いる金属性のちょうボルトについて規定されています。
ちょうボルトは、頭部（翼部）と軸部とを溶接、かしめその他適当な方法によって強固に結合したもの又は一体形のものになります。
この規格で定義されるちょうボルトには、1種、2種及び3種の3種類があり、3種の頭部は板からのプレス加工によって製造されます。
ちょうボルト 1種
ちょうボルト 2種
ちょうボルト 3種