十字穴付き小ねじ／止めねじ／すりわり付き止めねじ
ネジ用語において、”（2）ねじ部品”の分類の中で、”（d）ねじ”に分類されている用語のうち、『十字穴付き小ねじ』、『止めねじ』、『すりわり付き止めねじ』のJIS規格における定義その他について。
一般に用いるネジ（ねじ）の”ネジ基本”及び”ネジ部品（座金・ピン・リベットを含む）”に関する主な用語として、ねじ用語（JIS B 0101）において、”（2）ねじ部品”の分類の中で、”（d）ねじ”に分類されているネジ用語には、以下の、『十字穴付き小ねじ』、『止めねじ』、『すりわり付き止めねじ』などの用語が定義されています。
ねじ用語（JIS B 0101）
⇒【（2）ねじ部品 > （d）ねじ 】
分類： ねじ用語 > （2）ねじ部品 > （d）ねじ
番号： 2404
用語： 十字穴付き小ねじ
定義：
十字穴付きの小ねじ（JIS B 1111（※1） 参照）。
対応英語（参考）：
cross-recessed head machine screw
分類： ねじ用語 > （2）ねじ部品 > （d）ねじ
番号： 2405
用語： 止めねじ
定義：
ネジの先端を利用して機械部品間の動きを止めるネジで、先端の形状には、平先、とがり先、棒先、くぼみ先、丸先などがある。
締付け手段の形として一般には、すりわり付き、六角穴付き、四角頭などがある（付図2405）。
付図2405 止めねじ
対応英語（参考）：
set screw
分類： ねじ用語 > （2）ねじ部品 > （d）ねじ
番号： 2406
用語： すりわり付き止めねじ
定義：
すりわり付きの止めねじ（JIS B 1117（※2） 参照及び付図2406）。
付図2406 すりわり付き止めねじ（平先の例）
対応英語（参考）：
slotted set screw,
slotted grub screw
（※1）
JIS B 1111 は、以下のJIS規格になります。
JIS B 1111
十字穴付き小ねじ
この規格では、一般に用いる鋼製の十字穴付き小ねじ、ステンレス鋼製十字穴付き小ねじ及び非鉄金属製の十字穴付き小ねじについて規定されています。
小ねじの種類としては、頭部の形状によって、以下の小ねじが規定されています。
・十字穴付きなべ小ねじ
・十字穴付き皿小ねじ
・十字穴付き丸皿小ねじ
（※2）
JIS B 1117 は、以下のJIS規格になります。
JIS B 1117
すりわり付き止めねじ
この規格では、一般に用いる鋼製のすりわり付き止めねじ及びステンレス鋼製のすりわり付き止めねじについて規定されています。
止めねじの種類は、ネジ先の形状によって区分し、平先、とがり先、棒先、くぼみ先及び丸先の5種類が規定されています。