六角穴付き止めねじ/四角止めねじ/タッピンねじ
ネジ用語において、”(2)ねじ部品”の分類の中で、”(d)ねじ”に分類されている用語のうち、『六角穴付き止めねじ』、『四角止めねじ』、『タッピンねじ』のJIS規格における定義その他について。
一般に用いるネジ(ねじ)の”ネジ基本”及び”ネジ部品(座金・ピン・リベットを含む)”に関する主な用語として、ねじ用語(JIS B 0101)において、”(2)ねじ部品”の分類の中で、”(d)ねじ”に分類されているネジ用語には、以下の、『六角穴付き止めねじ』、『四角止めねじ』、『タッピンねじ』などの用語が定義されています。
ねじ用語(JIS B 0101)
⇒【(2)ねじ部品 > (d)ねじ 】
分類: ねじ用語 > (2)ねじ部品 > (d)ねじ
番号: 2407
用語: 六角穴付き止めねじ
定義:
六角穴付きの止めねじ(JIS B 1117 参照及び付図2407)。
付図2407 六角穴付き止めねじ(平先の例)
対応英語(参考):
hexagon socket set screw
分類: ねじ用語 > (2)ねじ部品 > (d)ねじ
番号: 2408
用語: 四角止めねじ
定義:
四角頭の止めねじ(JIS B 1118(※1) 参照)。
対応英語(参考):
square head set screw
分類: ねじ用語 > (2)ねじ部品 > (d)ねじ
番号: 2409
用語: タッピンねじ(※2)
定義:
ネジ自身でネジ立てができるネジの総称。
頭の形状には、なべ、皿、丸皿、六角などがある。
締付け手段の形として一般には、すりわり付き、十字穴付き、六角頭がある。
対応英語(参考):
self tapping scres
tapping screw
(※1)
JIS B 1118 は、以下のJIS規格になります。
JIS B 1118
四角止めねじ
この規格では、一般に用いる四角止めねじ及びステンレス鋼製の四角止めねじについて規定されています。
止めねじの種類は、ネジ先の形状によって区分し、平先、とがり先、棒先、くぼみ先及び丸先の5種類が規定されています。
(※2)
タッピンねじ関連のJIS規格には、以下などがあります。
JIS B 1007
タッピンねじのねじ部
JIS B 1054-4
耐食ステンレス鋼製締結用部品の機械的性質―第4部:タッピンねじ
JIS B 1055
タッピンねじ−機械的性質
JIS B 1059
タッピンねじのねじ山をもつドリルねじ−機械的性質及び性能
JIS B 1115
すりわり付きタッピンねじ
JIS B 1122
十字穴付きタッピンねじ
JIS B 1123
六角タッピンねじ
JIS B 1124
タッピンねじのねじ山をもつドリルねじ
JIS B 1125
ドリリングタッピンねじ
JIS B 1126
つば付き六角タッピンねじ
JIS B 1127
フランジ付き六角タッピンねじ
JIS B 1128
ヘクサロビュラ穴付きタッピンねじ
JIS B 1129
平座金組込みタッピンねじ