全とがり先/とがり先/くぼみ先
ネジ用語において、”(2)ねじ部品”の分類の中で、”(c)ねじ先の形”に分類されている用語のうち、『全とがり先』、『とがり先』、『くぼみ先』のJIS規格における定義その他について。
一般に用いるネジ(ねじ)の”ネジ基本”及び”ネジ部品(座金・ピン・リベットを含む)”に関する主な用語として、ねじ用語(JIS B 0101)において、”(2)ねじ部品”の分類の中で、”(c)ねじ先の形”に分類されているネジ用語には、以下の、『全とがり先』、『とがり先』、『くぼみ先』などの用語が定義されています。
ねじ用語(JIS B 0101)
⇒【(2)ねじ部品 > (c)ねじ先の形 】
分類: ねじ用語 > (2)ねじ部品 > (c)ねじ先の形
番号: 2307
用語: 全とがり先
定義:
ネジ部先端を、90°の円すい状にとがらしたもの(JIS B 1003 参照及び 付図2307)。
付図2307 全とがり先
対応英語(参考):
cone point
分類: ねじ用語 > (2)ねじ部品 > (c)ねじ先の形
番号: 2308
用語: とがり先
定義:
(1)全とがり先(2307)のとがり先端をわずか切り取ったもの[JIS B 1003 参照及び 付図2308(1)]。
(2)JIS B 1125(※1) に規定するほぼ35°にとがったネジ先で、とがった先端付近までネジ山があるもの[付図2308(2)]。
付図2308(1) とがり先
付図2308(2) とがり先
対応英語(参考):
(1) truncated cone point
(2) gimlet point
分類: ねじ用語 > (2)ねじ部品 > (c)ねじ先の形
番号: 2309
用語: くぼみ先
定義:
ネジ部端面の中央にくぼみを付けたもの(JIS B 1003 参照及び 付図2309)。
付図2309 くぼみ先
対応英語(参考):
cup point
(※1)
JIS B 1125 は、以下のJIS規格になります。
JIS B 1125
ドリリングタッピンねじ
この規格では、一般に用いる鋼製ドリリングタッピンねじ及びマルテンサイト系ステンレス鋼製ドリリングタッピンねじについて規定されています。
ドリリングタッピンねじのネジ先は、とがり先になります。