切り刃先／タッピンねじ先C形／タッピンねじ先F形
ネジ用語において、”（2）ねじ部品”の分類の中で、”（c）ねじ先の形”に分類されている用語のうち、『切り刃先』、『タッピンねじ先C形』、『タッピンねじ先F形』のJIS規格における定義その他について。
一般に用いるネジ（ねじ）の”ネジ基本”及び”ネジ部品（座金・ピン・リベットを含む）”に関する主な用語として、ねじ用語（JIS B 0101）において、”（2）ねじ部品”の分類の中で、”（c）ねじ先の形”に分類されているネジ用語には、以下の、『切り刃先』、『タッピンねじ先C形』、『タッピンねじ先F形』などの用語が定義されています。
ねじ用語（JIS B 0101）
⇒【（2）ねじ部品 > （c）ねじ先の形 】
分類： ねじ用語 > （2）ねじ部品 > （c）ねじ先の形
番号： 2310
用語： 切り刃先
定義：
（1）ネジ先端部に切り刃状の溝を付けたもの［JIS B 1003 参照及び 付図2310（1）］。
（2）ネジ先端部にドリル状の部分をもつもの［JIS B 1125の付表1 参照及び 付図2310（2）］。
付図2310（1）切り刃先
付図2310（2） 切り刃先
対応英語（参考）：
(1) scrape point
(2) drill point
分類： ねじ用語 > （2）ねじ部品 > （c）ねじ先の形
番号： 2311
用語： タッピンねじ先C形
定義：
約45°にとがった先端で、とがり部の先端付近までネジ山があるもの（JIS B 1007（※1） 参照及び付図2311）。
付図2311 タッピンねじ先C形（タッピンC形）
対応英語（参考）：
tapping screw type C cone end
分類： ねじ用語 > （2）ねじ部品 > （c）ねじ先の形
番号： 2312
用語： タッピンねじ先F形
定義：
端面が平らで、先端部が先細りテーパとなっていて、テーパ部に平行ねじ山の延長があるもの（JIS B 1007（※1） 参照及び付図2312）。
付図2312 タッピンねじ先F形（タッピンF形）
対応英語（参考）：
tapping screw type F flat end
（※1）
JIS B 1007 は、以下のJIS規格になります。
JIS B 1007
タッピンねじのねじ部
この規格では、ネジの呼び ST1.5〜ST9.5 のタッピンねじのネジ山及びねじ先の形状・寸法について規定されています。
この規格では、上述のタッピンC形、タッピンF形のほかに、タッピンR形（rounded end）も規定されています。