円筒部長さ／呼び長さ／グリップ長さ
ネジ用語において、”（2）ねじ部品”の分類の中で、”（a）一般”に分類されている用語のうち、『円筒部長さ』、『呼び長さ』、『グリップ長さ』のJIS規格における定義その他について。
一般に用いるネジ（ねじ）の”ネジ基本”及び”ネジ部品（座金・ピン・リベットを含む）”に関する主な用語として、ねじ用語（JIS B 0101）において、”（2）ねじ部品”の分類の中で、”（a）一般”に分類されているネジ用語には、以下の、『円筒部長さ』、『呼び長さ』、『グリップ長さ』などの用語が定義されています。
ねじ用語（JIS B 0101）
⇒【（2）ねじ部品 > （a）一般 】
分類： ねじ用語 > （2）ねじ部品 > （a）一般
番号： 2119
用語： 円筒部長さ
定義：
円筒部（2108）で定義した円筒部の長さ。
対応英語（参考）：
body length
分類： ねじ用語 > （2）ねじ部品 > （a）一般
番号： 2120
用語： 呼び長さ
定義：
おねじ部品の長さを表す代表的寸法。
六角ボルト（※1）の場合には、ネジ部長さと円筒部長さとの和になるが、部品によっては寸法の取り方が多少異なる（付図2120）。
付図2120（呼び長さ）
対応英語（参考）：
nominal length
分類： ねじ用語 > （2）ねじ部品 > （a）一般
番号： 2121
用語： グリップ長さ
定義：
ボルトとナットとで品物を締め付ける場合は、ボルト及びナットの両座面間の距離。
植込みボルトの場合は、ナットに接する被締付け部材の厚さに相当する。
皿頭ネジの場合は、皿穴を設けた部材の皿の大径側面とナット座面との距離（付図2121）。
付図2121（グリップ長さ）
対応英語（参考）：
grip length
（※1）
六角ボルトとは、六角頭のボルトの総称で、JIS B 1180（六角ボルト）では、六角ボルトの円筒部の形状によって以下の3種類に分類されています。
・呼び径六角ボルト
・全ねじ六角ボルト
・有効径六角ボルト